こんにちは。Nafula(ナフラ)です。
私は2020年1月に働きながら独学で保育士試験に合格しました。
今回は、保育士試験の「実技試験」について
どれを選べばいいのか迷っている。
試験の内容や、難易度について知りたい。」
こういった疑問にお答えします。
記事を書いている私は、2020年1月にかけて独学で保育士試験に合格しました。
実技試験は「音楽」と「言語」を選択し、一発合格しました。
読者の方が、この記事を読んだ後に
「実技試験はどの教科を選んだらよいか、
試験の流れや内容」
これらについて理解できると思います。
それでは早速、見ていきましょう。
- ①実技試験の日程と内容
- ②教科を選択する時のポイント それぞれの教科のメリットとデメリット
【実体験を交えてお伝えします】 - ③実技試験は対策をしっかりすれば1回で合格できます
①実技試験の日程と内容
2020年12月3日(日)に実施されます。(前期試験は終了しています)
対象は筆記試験の全科目合格者です。
<試験分野>
②造形表現に関する技術 50点満点
③言語表現に関する技術 50点満点
①〜③の中から2分野を選択し、両分野とも満点の6割(30点)の得点で合格となります。
こちらの教材で試験対策をしました
2020年版 ユーキャンの保育士 実技試験 合格ナビ (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン保育士試験研究会 ] 価格:1,540円 |
価格:1,430円 |
それでは、それぞれの教科について1つずつ説明していきます。
①音楽表現に関する技術
幼児に歌って聞かせることを想定して、課題曲を弾き語りする。
<求められる力>
保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること
※ちなみに、今回の課題曲は
2.『ニャニュニョのてんきよほう』(作詞:小黒恵子 作曲:宇野誠一郎)
●ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜(紙)の持ち込み可)
●ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。
●ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏する。
●前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。
以上となっています。
②造形表現に関する技術
保育の一場面を絵画で表現する
<求められる力>
保育の状況をイメージした造形表現が(情景・人物の描写や色使いなど)ができること
●表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示する。
●当日示される問題文で設定された一場面を、条件を満たして表現すること。
下記の注意書きが書かれています
※解答用紙の大きさはA4判とします。絵を描く枠の大きさは縦横19cmとします。
(紙の種類は試験の当日に提示されます。)
③言語表現に関する技術
3歳児クラスの子どもに、「3分間のお話」をする。課題の4つのうち1つを選択し、
子どもが集中して聴けそうな話をする。
<求められる力>
保育士として必要な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。
1.「ももたろう」(日本の昔話)
2.「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
3.「おおきなかぶ」(ロシアの昔話)
4.「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)
●子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。
●一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめる。
●お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください
以上が試験の概要です。
<課題を申請の手引きで確認しておきましょう>
・課題曲など、詳しくは保育士試験受験申請の手引きに載っていますので、必ず目を通すようにしましょう。
・初めて受験される方で、まだ申請していない方も、ホームページで申請の手引きをチェックすることができます。
・受験申請をする時には、申請の手引きを大事にとっておきましょう。
教科を選択する時のポイント【それぞれの教科のメリットとデメリット】
実体験を元に、お伝えします。
試験の受験申請をする時に、実技試験の2教科を選択する必要があります。
申請後は、分野を変更することができないので、
メリット・デメリットを知った上で自分に合った教科を選択しましょう。
①音楽表現に関する技術を選ぶ際のメリットとデメリット
<メリット>
・楽譜を見てもいいこと。言語表現では、本を持ち込むことはできないので、これは大きいポイントですね。
・保育士になった時に、保育場面でそのまま使うことができる。
<デメリット>
・楽器が苦手な人、初心者の人は準備が必要
・試験時間が短いので、緊張して声が小さくなってしまったり、空気に飲まれやすい
・一発勝負なので、失敗することあり
<こんな方にオススメ>
・楽器の経験がある
→これに関しては、小さい時に習った経験がある程度でも全然OK
楽器の上手さよりも、歌の表現力が評価されます!
②言語表現に関する技術を選ぶ際のメリットとデメリット
<メリット>
・保育の場面が想定されているので、すぐに使える
・試験は3分と短時間で終了する
・一発勝負だが、話を少し間違えても持ち直すことができる
<デメリット>
・3分という決められた時間の中で暗誦しなければいけない
・面接のような形式で、面接官と対面で実施するため、緊張する
・立ち居振る舞いが見られている
<こんな方にオススメ>
・人前で話すのが得意または好きな人
③造形表現に関する技術を選ぶ際のメリットとデメリット
メリット
・コツをつかんでしまえば、練習することで上達しやすい
・絵を描くのが苦手だった人も、少し絵を描けるようになる
・面接形式ではないため、他の2教科と比較すると緊張度は低め
デメリット
・試験時間は45分となっているため、練習に時間がかかる
こんな方にオススメ
・絵を描くのが好きな人
・絵が上手くなりたい人
・保育現場での経験のある人(保育の状況をイメージしやすいため)
私の経験をお話しします。
実技試験は「音楽」と「言語」を選択しました。
「音楽」を選んだ理由は、幼稚園から高校までピアノを習っていた経験があるので、
ピアノを弾くことは苦労しないと思ったからです。
「言語」を選んだのは、一番は絵が苦手だからという理由で、絵を描くより話す方が良いと思ったので、
消去法で選択しました。
試験結果は、合格でした。音楽が34点、言語は37点でした。
決して良い点数ではなかったですが、筆記試験よりも、準備や練習は楽に感じました。
経験して感じたこと
<音楽に関して>
・ピアノ(楽器)の上手いか下手かはそこまで関係ないということ!
・試験では、緊張して声が小さくなってしまったと思います。
・弾き語りに慣れていなかったので、練習が必要でした。
・大切なのは、「歌の表現力」だと思います!
<言語に関して>
・3分で話しを終える練習を何度もしましたが、事前の練習では3分ギリギリか、
少しオーバーしてしまうくらいでした。
・試験では、3分より早く終了してしまい、話の途中でつかえてしまうこともありましたが、
諦めずに終了まで笑顔でいることを心がけました。
・あらかじめ、話が「早く終わってしまった時」のことを想定しておくと良いと思います
・絵を描くことは苦手でしたが、真似して描くことや色塗りが好きだったので、
言語の代わりに造形を選んでも良かったかなと思います。
以上が私の経験を踏まえた各教科のメリットとデメリットです。
実技試験の選択をする際の参考にしていただければと思います。
③実技試験は対策をしっかりすれば1回で合格できます
私は、筆記試験が終了してすぐに自己採点で合格がわかったので、
こちらの教材で試験対策をしました。
2020年版 ユーキャンの保育士 実技試験 合格ナビ (ユーキャンの資格試験シリーズ) [ ユーキャン保育士試験研究会 ] 価格:1,540円 |
価格:1,430円 |
どちらも実際の試験の流れがわかりやすく記載されています。
実技では大事になる服装や、各教科で大事なポイントなどが載っています。
私は、楽譜をコピーして使ったり、言語の話を3分でまとめるのに参考にしました。
1冊は購入しておくと、試験対策に使えると思います。
筆記試験が合格したら、あとはこの壁を超えるだけです。
しっかりと準備をすれば、独学でも必ず合格できます。
合格の先には、たくさんの子どもたちとの出会いが待っています。
得意な分野を生かしながら、自分に合った選択ができますように。
それでは、以上です。読んでいただきありがとうございました。
コメント