保育士の資格を取りたいと考えている人
仕事をしながら独学で取得することはできるか。
主婦で保育の経験がないけれど、私でも保育士になれるのかな。
頑張りたい気持ちはあるけれど、手順がわかりません。」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマはこちらです
【初心者向け】保育士になるには【未経験OK・働きながら独学で取得できます】
保育士の資格取得のために必要なこと
記事を書いている私自身の経験について
記事を書いている私は、2020年1月の保育士試験に合格し、保育士資格を取得しています。
保育経験はゼロでしたが、働きながら独学で取得しました。
読者の方への前置きメッセージ
本記事では、「これから保育士の資格を取りたいけれど、どこから手をつけて
いいかわからないよ」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「保育士の資格を取得するための手順、
試験の内容、一番はじめに行う勉強」についてをイメージできるようになると思います。
それでは、早速みていきましょう。
1.保育士になるはどうしたらいい?
2.指定保育士養成学校を卒業する(大学、短大、専門学校など)
↓
1または2の方法で保育士資格取得
↓
保育士登録
↓
保育士証が交付される
↓
保育士として働くことができる
社会人または主婦の方で資格取得を目指す方は、「1.保育士試験に合格する」を選択するで間違いないでしょう。
2. 保育士試験の受験資格は?自分に受験資格はある?
→【高校卒業していれば基本的にOK】
試験を受けるにあたり、受験資格があります。高校卒業、大学卒業程度で保育士試験の受験資格があります。
学生の方も、卒業程度で資格が得られるので、ほとんどの方は受験資格があるのではないでしょうか。
また、社会福祉士や幼稚園教諭の免許をお持ちの方は、受験科目が免除されます。
詳しくは、下のリンクに載っていますのでご自身で受験資格があるかどうか確認してみてください。
3. 保育士試験はいつ行われるの?
→【1年に2回開催されます】
筆記試験と実技試験に分かれており、どちらも合格する必要があります。
実技試験 6月
後期:筆記試験 10月
実技試験 12月
上記は2020年10月時点での情報です。試験時期は、その年によって1か月ほど前後する可能性があります。
4.どうやって試験に申し込むか?
→【試験の3か月前に受験申請の手引きを入手し、申請しよう】
→まずはこちらのサイトから保育士受験申請の手引きを入手しましょう。インターネットまたは郵便で請求ができます。
全国保育士養成協議会 https://www.hoyokyo.or.jp/exam/
数日で、手引きが送られてくるので、その案内に従って必要な書類などを揃えて受験申請を行います。
<ここで一点注意していただきたいこと>
受験申請は試験日の約3か月前から開始されます。
受験申し込みをインターネットなどからすぐにしたいと思っていても、この申請の手引きが手元にないと手続きができません。
出遅れてしまうと、1年に2回しかないテストなので、次のテストまでに半年期間が空いてしまいます。
チャンスを逃すことのないよう、上記のサイトをこまめにチェックしましょう。
5.試験にかかる手数料は?
[手数料]12,950円
〔内訳:受験手数料12,700円+受験申請の手引き郵送料250円〕
(筆記試験・実技試験のいずれかに受験する科目がある方)
ポイント:
試験までに最低3か月は勉強して、試験に臨んだ方が良いと思います。
この申請をする時期が、ちょうど試験の3か月前になるので、すぐに勉強を始めましょう。
そういう私は、過去4度受験の申請をしたので、手数料だけで総額5万を超えていますm(_ _)m
6. 試験の内容と合格ラインは?何点取ったら合格できるの?
試験は、2種類です。筆記試験と実技試験に分かれています。
すべての科目で6割以上の点数を取ることが合格ラインです。といっても、わかりづらいと思いますので、
実際の筆記試験の教科をみながら、合格ラインをみてみましょう。
<筆記試験について>
筆記試験では、9科目の試験を2日間に分けて行います。
保育の心理学(60分) 保育原理(60分) 子ども家庭福祉(60分)
社会福祉(60分)
2日目
教育原理(30分) 社会的養護(30分) 子どもの保健(60分)
子供の食と栄養(60分) 保育実習理論(60分)
試験の問題数は、すべて20問です。このうち、2日目の教育原理と社会的養護は10問ずつで、2つで1セットの教科となります。解答方法は、マークシート方式となっています。
合格ラインは6割なので、20問中、12問以上正解できれば合格です。8問は間違えてOKということになります。
ただし、先ほどもお伝えした通り、教育原理と社会的養護のみ、2つで1つの教科となっています。そのため、2つの教科でどちらとも6問以上正解する必要があります。どちらかが6割を超えない場合は、2教科とも不合格となります。
ここまで聞いて、
「1回で9教科すべて6割以上取れなかったら、次に受けるときはすべての科目を受け直さないといけないの?」
と思う方がいらっしゃると思います。
実は、保育士試験は3年間で合格できれば良いというシステムになっており、
1度合格した科目は3年間試験を免除されます。一度合格した科目は、その他の科目を3年以内に合格できれば再受験する必要がなくなります。
また、免除期間内に対象とされる施設で一定の期間及び時間勤務し、児童等の保護に従事した場合、合格科目免除期間を最長5年まで延長することも可能です。
とはいえ、免除されるからと先延ばしにせず、早めに全教科合格を目指したいところですね。
<実技試験について>
筆記試験の全科目に合格する(全教科とも6割以上の点数を取る)と、実技試験へ進むことができます。
実技試験は次の3つのうちから2つを選択して受験します。1日で終わる試験です。
②造形表現に関する技術:保育所での活動や生活の場面を、紙に色鉛筆などで明るく書く。
③言語表現に関する技術:子どもたちの前で、お話をするイメージで、課題となる年齢に相応しい表現で、決められた時間内にお話をする。
実技試験も、選んだ科目の6割以上の点数が取れれば合格となります。
私は、①と③を選びました。実技試験は一発合格できました。対策をして臨めば、実技試験の方が一発合格しやすいと思います。
以上が保育士の資格を取得するために必要なことです。
今月末に、筆記試験が行われる予定です。これから保育士の資格を取得したいと考えている方は、
試験に向けて今から勉強を始められると良いですね。
7.保育経験ゼロ、一から独学で勉強した私の例
最後に私の例をお話しします。最初にお話しした通り、私は今年(令和2年)の1月に
保育士試験に合格しました。
2016年の1月(2年前)から独学で勉強を始めました。
筆記試験はトータルで3回受験し、2年かけて合格しました。
初めは3か月で鬼勉強して、筆記試験を全制覇する!などと意気込んでいましたが、
効率の良い勉強の仕方がわからず、結局2年かかりました。
不器用な私は、自分に合った勉強法を探すことや、モチベーションを維持することに時間がかかりました。
もちろん短期集中で勉強をし、早期に資格取得を目指すことも大切だと思いますが、焦らずに自分に合ったやり方で着実に勉強を進めることが、結局は合格への近道になってくるのではないかと思います。
私が一番はじめに購入した、ゼロから保育士の勉強を始めた時に読んだオススメの本はこちらです。
2020年版 ユーキャンの保育士 はじめてレッスン【全9科目がサクッとわかる入門書】
易しい文章で試験の内容や教科の概要などが書かれているため、
初期に試験全体の把握をするために適しているのではないかと思います。
保育に関して何も知識のなかった私は通勤電車の中でこれを読んでいました。
8. まずは行動、何か始めてみよう
最初は行動するまでに勇気がいりますが、何か一つ始めて見るだけで、景色が変わってくると思います。
読んでいただきありがとうございました。
今後は、私が正直にオススメする、
保育士試験の教材や、勉強方法をお伝えしていきたいと思います。
以上で記事を終わります。保育士を目指す方の参考になれば幸いです。
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