パリで美術館や観光地を巡るために、立地のいいホテルに泊まりたい。
格安ホテルに滞在して、宿泊費を抑える代わりに観光や買い物を楽しみたい!
パリのオペラ座周辺で格安なホテルを探している。
そんな方にお勧めのオペラ座周辺にある格安ホテル“ロートレックオペラ”をご紹介致します。
実際に泊まってみた感想、交通のアクセス、予約サイトなどを詳しくご紹介します。
1.“ロートレックオペラホテル”をおすすめする3つの理由<治安の良さ・コスパの良さ・利便性>
筆者はパリ旅行の際にこちらのホテルに9泊しました。
オペラ座エリアのホテル“ロートレックオペラ”をおすすめする理由は3つあります。
1.治安の良さ
1つ目は治安です。パリは貧富の差が激しく、治安の良くないエリアがあります。ホテルは宿泊費だけでなく、治安を考慮して地域を選定することがとても重要です。今回ご紹介する“ロートレックオペラホテル”はパリ2区に位置しており、比較的安全性が高いエリアに位置しています。
予算があるのであれば、中心部であるシャンデリゼ通りなどは比較的安全で、一番お勧めの地域です。場所で言うと、ルーブル美術館から凱旋門近辺にある1区、2区、8区などの地域になります。
費用に関しては住宅地の多い13-15区のエリアには劣ります。代わりに利便性が高く、このエリアでの宿泊費は他のホテルに比べて5000円くらい安く泊まることができます。
・一番安全性の高い地域は1区、2区、8区
・治安がよくないとされている地域は9区、10区、11区、17区、18区
・コスト重視であれば住宅街の多い地域は13区、14区、15区
パリは、中心部に位置するルーヴル美術館のあたりから、時計回りの渦巻き状に1区からまで20区まで分かれています。
大体中心部から北東部は郊外に行くほど治安が悪化します。
中でも、パリ北駅、東駅の周辺である9区、10区、11区は移民が多く治安のよくないとされている地域ですので、訪問する際には注意が必要です。ホテルの選定する地域は安全と言われている地域を選ぶ必要があります。
コスパの良さ
2つ目は宿泊料の安さです。先程お伝えしたように、シャンゼリゼ通りなどの位置する観光客がよく宿泊する1区、2区、8区に位置するホテルに泊まるとなると、一泊あたり3〜10万円以上の予算が必要になります。ロートレックオペラは2区の端にあります。私が宿泊した際には、2名で一泊137ユーロ(19.591円)で宿泊しました。オペラ座地区という比較的立地のいい場所に2名で2万円台で宿泊できました。(※筆者が宿泊した2023年の11月は円安の時期、一ユーロあたり143円)
利便性
3番目のポイントは利便性です。世界でも有名なルーブル美術館やオペラ座などが徒歩圏内にあり、オペラ座までは徒歩11分、ルーブル美術館は徒歩15分で行くことができます。また、パリ観光の際には欠かせない移動手段である地下鉄メトロやバス停も徒歩2分の距離にあり、アクセスが良いです。近くにはカフェやレストランがたくさんあります。
また、シャルル・ド・ゴール空港からのアクセスは、空港バスの「ロワシーバス」(Roissybus)一本で行くことができます。このバスは空港を出発してオペラ座が終点で、終点のバス停から徒歩10分でホテルに行くことができます。バスと合わせると約1時間半でホテルに到着します。チケットも地下鉄とバスが乗り放題になるNavigoを使用すれば、このチケット内で移動できました。バスから降りてタクシーや地下鉄を使わずに移動できたのが大変便利でした。
“ロートレックオペラホテル”はこんな人におすすめ↓
このような方にバランスのとれたホテルだと思います。
2.予約方法
ロートレックオペラホテルの予約できるサイトで価格を比較しました。シングルではBooking.com が安かったです。公式サイトでの予約は一泊150€でした。他サイトも比較していますので参考にしてください。
なお、公式サイトでの予約は、1回に7泊以内でしか予約ができないので、それ以上の宿泊の場合は2回に分けて予約をしなければならなりません(2024年3月時点)。
予約サイト | Booking.com | Trip.com | agoda |
シングルルーム | 18,328 | 22,374 | 19,512 |
ダブルルーム | 22,920 | 23,656 | 22,427 |
3.“ロートレックオペラ”の宿泊レビュー
ここからは宿泊レビューです。
2名でツインルームに9泊宿泊しました。
・フロント、ロビー
LAUTRECと書いてある下のドアがホテルの入り口です。
入ってすぐ正面がフロントです。こちらで受付を済ませます。早朝の飛行機でパリに到着したため、午前中に荷物を預けに行きましたが、残念ながら部屋には入れず、荷物だけ預かってもらいました。
・エレベーター
フロント右手の通路にエレベーターがあり、フロアまで上がります。
・廊下
エレベーターを降りるとこのように廊下が見えます。廊下はLサイズのスーツケースがぎりぎり通るほどで少し狭く感じました。
ホテルによってはエレベーターのないところがありますが、こちらはエレベーターがあるホテルでしたのでスーツケースなどの荷物を楽に運ぶことができました。
こちらの建物は、画家であるトゥルーズ=ロートレックの旧邸だった建物を利用したホテルです。廊下には、ロートレックの写真や絵画が飾ってあります。ロビーには肖像画も飾ってありました。
鍵
部屋の鍵はオートロックでカードが鍵になっているタイプでした。鍵が開かないなどのトラブルがなく、安心でした。外出の際に、鍵はフロントには預けず持ち歩いていました。
・室内
今回は、ツインルームに宿泊しました。シングルベッド2台と、入って左手に小さいデスクと冷蔵庫があります。部屋は狭い印象でしたが、スーツケースを広げて荷物を整理するスペースはありました。
・エアコン
私が宿泊した部屋には、三菱製のエアコンがついていました。問題なく作動しました。
・アメニティ
アメニティは紙カップ2つのみでした。あとは、こちらのオールインワンの石鹸が備え付けられていました。
私は持参したアメニティを使いました。日本から100円ショップなどで必要なものは持ってくるべきだったと思いました。フランスでは、歯ブラシは高級ホテルにも置いていないようです。
・コンセント
両方のベッドサイドにコンセントがありました。スマホなど電子機器の充電ができ便利でした。
・トイレ、バス
トイレと浴槽は以下の写真のような感じでコンパクトにまとまっていました。
手洗い場の水の流れが少し悪かったですが、トイレも浴槽も綺麗に清掃されていて、清潔感がありました。
・タオル
バスタオル2枚、ハンドタオル2枚がありました。
・ドライヤー
備え付けのドライヤーがありました。品質はともかく風量はちゃんとしていたので使いました。
・インターネット環境
チェックイン時にホテルのWi-fiのパスワードを教えてもらいました。動画など重いデータを使用しなければ、検索程度であれば使うことができましたが、ネット環境は不安定でした。ホテルのロビーではちゃんと使うことができました。
・冷蔵庫
デスクスペースの下に、小さな冷蔵庫がありました。こちらは飲み物を入れましたが、冷えにくかったです。部屋によって当たり外れがあるかもしれません。
・金庫
自分で4桁の暗証番号を設定し、利用することができました。外出時は貴重品やパスポートは全て持ち歩いていましたが、ホテル帰宅後の就寝時に貴重品類をこのロッカーに入れて保管していました。MAC book Air13インチのパソコンが入るくらいのサイズの金庫でした。
金庫はありますが、掃除のために部屋入る人はいますし、もし紛失してもホテル側は責任をとってくれません。そのため、パスポートや現金などの貴重品は外出時に必ず携帯していました。
・衣服用のロッカー
部屋の隅に衣服などを保管できるロッカーがありました。ハンガーは4つありました。ベッドに備え付けられているのとは別に、枕も入っていました。新しく清潔感がありました。
・TV
デスクの横にテレビがありました。
・鏡
ドアの隣には鏡がありました。
“ロートレックオペラホテル”の宿泊レビューは以上です。
今回は利用しませんでしたが、ビュッフェ形式の朝食付きのプランもありました。
チェックアウトの際に、ロビーでアジア人のお客さんがたくさんいました。フロントの方にお聞きしたところ、日本人の観光客にも多く利用があり、対応にも慣れているようでした。
以上がホテルの宿泊レビューです。
4.“ロートレックオペラ”近くのスーパー、コンビニ
徒歩5分ほど歩いたところにある、「MONOP’」を利用しました。こちらは、フランスのスーパーMonoprixのコンビニバージョンのお店です。品揃えもあり安心して買い物できました。水や軽食なども手頃な値段で買えるので便利でした。
MONOP’は下記の場所にあります。
6.“ロートレックオペラ”から近い換金所
ホテルから徒歩4分にあるMersonという換金所を利用しました。オペラ座周辺の使いやすい両替所として、地球の歩き方にも紹介されていました。対応も良かったです。
私は蚤の市(アンティークマーケット)に行きたかったので、カードが使えないためある程度の現金が必要でこちらの両替所を利用しました
7.“ロートレックオペラ”のアクセス
・空港からの行き方
先程述べたように、空港から出ている「ロワシーバス」を利用して終点のオペラ座まで乗ります。オペラ座からはホテルまで徒歩10分で行くことができます。
・“ロートレックオペラホテル”の最寄駅
地下鉄(メトロ)の最寄駅はRichelieu – Drouot(リシュリュー・ドゥルオ)という駅です。地下鉄8番線、9番線が通っています。ホテルから徒歩2分のところにあります。
目的地によってはQuatre-Septembre駅(地下鉄3番線、徒歩4分)、Le Pletier駅(地下鉄7番線、徒歩7分)も使用します。どの駅も徒歩圏内にあります。
目的地までどの駅を使用するかですが、Googleマップで目的地を設定すれば、何番線の地下鉄を利用するのがいいか簡単に検索することができます。何番線の地下鉄を使用するかによって乗り換え回数を減らすことができるので、旅行中はこの3駅を使い分けながら過ごしました。
8.気になった点
今回9日間こちらのホテルに宿泊し、快適に過ごすことができました。強いていえば以下の点が気になりました。
・宿泊時の支払いを米ドル現金で払うことができませんでした。
・アメニティが簡素でした。
・お掃除の方にお願いしたいことがあり声をかけましたが、英語は通じなかったため、必要なことはフロントの方にお願いしました。
・手洗いの排水溝の流れがいまいちでした。
9.“ロートレックオペラホテル”基本情報
ホテル名:Hotel Lautrec Opéra
住所:8-10 Rue d’Amboise, 75002 Paris, France
電話番号:+33142966790
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
24時間フロント:◯
Wi-fi環境:◯
公式サイト:http://paris-hotel-lautrec.com/
以上、パリのオペラ座エリア「ロートレック・オペラ」ホテルの宿泊レビューでした。
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